パープルインタビュー/NPG Prince Site KID氏 情報系01
日本語で「プリンス」「曲名」を入力すれば、必ず上位に出てくるサイト、【NPG Prince Site】、その膨大な情報量と客観性を忘れない解説は、数え切れないくらい多くの人たちのガイドとなってきた。日本語圏における最大のプリンス情報データベースをリアルタイムで更新し続けるその情熱はどこからくるのか?オーナーであるKIDこと松下康博氏にお話を伺った。
――まずはプリンスを聴かれるようになったきっかけ
最初に聴いたのは学生の頃、AMラジオから流れてき
――I Wanna Be Your Loverがファーストコンタクトだったんですね!それ
その時は単に好きな楽曲の1つ程度だったんですが、D
その時、初めてプリンスの容姿をアートワークで知る事に
――ショックを受けた、と(笑)その衝撃は、どちらの方
最初は”ビキニ・・・”って感じでしたが、良くも悪く
元々、カーティス・メイフィールドが好きだったので、
――純粋に音楽で判断できた時代だったんですね!ずっと
難しいですね・・・小柄な体から繰り出される音域の広
ビキニパンツで踊ってるプリンスを見てビックリしたん
ーーーいちばんアヴァンギャルドな時期じゃないですか!
今だとネットで簡単調べられるけど、あの当日は情報も
――そのようなご苦労があったんですね!松下さんのサイ
最初のとっかかりはThe TimeやVanuty 6でした。そこでプリンス・サウンドだけど自分で表現出
―――このアルバムは聴いておくといいよ
時代毎に色々良いアルバムがあるから難しいですね・・
色んなサウンドを吸収したプリンスだけどジャズはずー
―――確かにそうかも知れないですね!90年代のプリン
90年代は新しくNPG Recordを設立した大きな波でしたね。チャカ・カー
この他にもメイヴィス・ステイプルズ、ザ・スティールズ、 サウンド・オブ・ブラックネス等、数多くのアーティスト をプリンスが救済した年代だと思います。自身のレーベル以外にも一 番外部にプロデュースした年代ですよね。
ジョージ・クリントンみたいな大御所がいるかと思えば 、エリサ・フィオリオやマルティカ、ポーラ・アブドゥル みたいなアイドルまで、とにかく多彩なアーティストをプ ロデュースしてましたね。1曲だけプロデュース、のケー スを含めると40組以上いますから。ビックリです!
――40組以上!90年代も新人からベテラン復活サポー トまで、重要な活動をしていたんですね!松下さんは、『プリンスの言葉』の書籍のチームメンバーとしてもご 活躍いただいたのですが、多国籍軍によるプロジェクトに 参加してみていかがでしたか?
私より豊富な知識をお持ちのファンがいる中で、お声か けいただき大変光栄な事だと思ってます。参加する事で色 んな方のプリンスに対する思や自分では気づかなかった新 しい発見が出来てる事は本当に楽しいです。
特に今回の書籍のプロジェクトで歌詞、リリースされた 時代背景等を調べていく事で、プリンスが伝えたかった事 を再発見出来たのは有り難かったです。個人的には、この プロジェクトや自身のサイトで追悼コメントをまとめる事 で、ショックを少し和らげる事が出来ました。もし何もや ってなかったら途方に暮れてる日を過ごしたと思います。
――膨大な蓄積、そしてご自身のサイトでの情報発 信に感謝しています。多くの方がプリンス・ロスにさいな まれている中、追悼コメントの作成も本当にお疲れ様でし た。松下さんの蓄積が、多くのファンの皆さんに勇気を与 えていると思います。それでは、最後にPurple Universityをご覧の 皆様にメッセージをお願いいたします。
ジョージ・クリントンみたいな大御所がいるかと思えば
――40組以上!90年代も新人からベテラン復活サポー
私より豊富な知識をお持ちのファンがいる中で、お声か
特に今回の書籍のプロジェクトで歌詞、リリースされた
――膨大な蓄積、そしてご自身のサイトでの情報発
4/ 21に起こった"ミネソタの悲劇”は未だ信じられない事で ”実はペイズリー・パークでこっそりレコーディングして るんじゃないか?”ってつい頭をよぎってしまいます。
悲しみはなかなか癒えませんが、私自身はこれからも彼 の作品を聴きながら新しくfamになってくれる方の道し るべ的なサイトを目指して運営していこうと思います。
―――貴重なお話の数々、どうもありがとうご ざいました。
こちらこそありがとうございました!
NPG Music site
http://www.npg-net.com/ prince/
悲しみはなかなか癒えませんが、私自身はこれからも彼
―――貴重なお話の数々、どうもありがとうご
こちらこそありがとうございました!
NPG Music site
http://www.npg-net.com/
KID氏著作 プリンス・ファミリー大全
「The Beautiful Ones プリンス回顧録」推薦の言葉
プリンスが書いたのはたったの28ページ、スーパーボウルまでを書くと発表されていた事を考えると曲にしてみればAメロどころかイントロにも満たないラフなメモ。完璧主義のプリンスにとって未完成過ぎる作品ですが、冒頭の一音目から繊細且つ衝撃的な言葉選びはプリンスらしい歌詞の様で、もし完成していれば回顧録として革命が起きていた事は想像に難くなく、隣で追体験するような感覚に浸る事ができるダン・パイペンブリング氏による序章も素晴らしいです。翻訳をされた押野素子さんに感謝します。
――KID(http://npg-net.com運営・書籍『プリンス・ファミリー大全』監修者/執筆者)
DU BOOKS
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THE BEAUTIFUL ONES プリンス回顧録/PRINCE / プリンス|DU BOOKS|ディスクユニオンの出版部門